NIHONGA ( JAPANESE PAINTING )
日本画
ABE, Kansui
阿部 観水
Passion for my works
制作に対する想い
私は幼い頃から魚や昆虫を観察することが大好きで、小学生の頃にはプラケースでメダカやカブトムシなどを育てていました。その後祖父よりたくさんの水槽を譲り受けてからは淡水の熱帯魚を数多く飼育しはじめ、やがてそれらを描くようになり現在に至ります。
中学高校と様々な画材で魚を描いてきましたが、大学で出会った日本画材はとても魅力的で、魚を描く際にとても相性がいいように思えました。
和紙はそれ自体がすでに柔らかな美しさを有しており、薄く塗り進めることで水中の穏やかな印象が現れ、また岩絵具や水干絵具も濃度調整により幅広い表現が可能だと学びました。金銀泥や金銀箔等の金属材料も、魚特有の光沢表現や目の描写などに最適で、大学在学中より、日本画を学ぶほど魚に近づき、また魚を学ぶほど日本画に近づくような感覚を覚えました。
膠や水分の濃度調整や天候の影響を考慮するなど、扱いが難しい画材ではありますが、習得する毎に自分の表現の幅が広がって行くように思います。まだまだ試行錯誤の途中ですが、画題と画材がそれぞれに共鳴し合うような絵画を目指し、これからも描き続けていこうと思います。
Works
作品
Profile
プロフィール
阿部 観水 ABE, Kansui
1988年
神奈川県生まれ
2012年
武蔵野美術大学造形学部日本画学科 卒業
2013年
個人邸能舞台 老松制作(二子玉川)
現在 無所属
<主な展示会等>
2013年
2014年
2015年
2016年
三菱商事アート・ゲート・プログラム 入選
ALBION AWARDS 2014 入賞
個展 阿部観水展(コート・ギャラリー国立/国立)
個展 阿部観水展(アートスペース羅針盤/京橋)
個展 阿部観水 日本画展(Art Space金魚空間/台北)
ジ・アートフェア+プリュス-ウルトラ 2016(スパイラルガー デン/青山)
2017年
銀座一丁目動物園(ギャラリー和田/銀座)
阿部観水・藤巻嶺 二人展(成城さくらさくギャラリー/成城)
阿部観水・松岡学 二人展(アートスペース羅針盤/京橋)
2018年
万葉の言の葉 -新鋭作家四人の表現-(丸善丸の内本店)('20)
吉祥アニマルパーク(日本橋三越本店)
2019年
個展 阿部観水日本画展 -水を感じて-(日本橋三越本店)
個展 阿部観水日本画展 -いのちの輝き-(そごう横浜店)
2020年
鸞翔鳳集展 Vol.3,Vol.4(ギャラリー無門/東銀座)
個展 阿部観水日本画展 -流れの景-(西武池袋本店)
帆の会(ギャラリー和田/銀座)
阿部観水・藤原宇希子 二人展(ギャラリー ・フィールド/江戸川橋)
ホームページ:
Instagram :